Aセクを自認してよいのか分かりません

[はるぽん]

こんにちは。
私は大学一年生です。最近、友人との仲が深くなってきて、恋愛の話をすることが増えました。私自身は恋愛を経験したことが1度もありません。中学生のときに好きな人だと思った人はいましたが、その人が別の人と付き合ったとき、驚くほど何も思わなかったので、恋愛感情ではなかったのだと思います。
恋愛の話を聞くのは好きで、恋愛系ドラマや漫画もよく読みます。BLや百合の漫画も結構読みます。普通ににやけたりキュンキュンしたりしますし、恋愛感情が分からない訳ではないと思います。
それでも、周りの人と少し違うのかもしれないと思い始め、ネットでセクシュアリティ診断をしてみたときに「アロマンティック」や「アセクシュアル」という言葉と出会いました。調べてみると、恋愛感情や性欲が元々なかったり恋愛や性行為を嫌悪していたりする方ばかりでした。
私の場合、それを見たり聞いたりするのは平気というかむしろ好きで、恋愛感情や性欲がなかったり、それそのものに嫌悪感を抱いたりをしている訳ではないと思います(恋も行為も経験したことがないので分かりません)。ただ、当事者になるのがとてつもなく嫌です。想像するだけで無理です。生理的に、といっても過言ではありません。とことん「壁」でいたいです。
そういう人でも「アロマンティック」や「アセクシュアル」を自認してもよいのでしょうか。それとも何か別の言い方があったりするのでしょうか。どなたかお教えいただけると幸いです。
あと、関係あるか分かりませんが、私の友人関係は広く浅くで、誰とでも仲良くできますが無意識に一定の距離を保ってしまうようです。それを友人に指摘され、ガードかたいよね、と言われたことがあります。友人にすらあまり心を開けないのはおかしいのでしょうか？

[まり]

恋愛や性行為の当事者になるのが生理的にとても嫌であれば、はるぽんさんがアロマンティックないしアセクシュアルの可能性はかなり高いと思います。一口にアセクシュアルといってもかなりグラデーションがあるので、みながみな性嫌悪を持っているわけではありませんし、恋愛モノを好んで読まれる方もいらっしゃいます。
基本的に性的自認とは、自分が納得したり心が軽くなったりするためのものだと思います。「アロマやアセクかとも思ったけどやっぱり違った」と言ったところで、誰かに非難されることはありませんし、される謂れもありません。ご自分にとって「アロマンティック」や「アセクシュアル」という言葉がしっくり来るなら、誰に憚ることなくそう名乗ってよいと思います。もしどうしても確信が持てなかったり躊躇してしまったりするようなら、「クエスチョニング」や「クィア」等々を名乗るという手もあります。是非色々調べて見てください。

それから、友人関係が広く浅くなるのめっちゃ分かります！私もアセクシュアル・スペクトラムに属する者ですが、見ず知らずの他人相手でもそこそこ仲良くなれる一方で友人知人相手でもバリバリガードが固く、友人に言わせれば「本音は話すけど本心は明かさない」そうです。私の場合、セクシュアリティがどこまで影響しているか分かりませんが、様々に抱えている世間とのズレを無意識に感じ取り、それを否定されるのを恐れているからではないか、と考えています。
対人関係における距離感は人それぞれです。はるぽんさんは全然おかしくないですし、今構築していらっしゃる距離感がご自分にとって快適であるならば、無理に変える必要もないと私は思います。

[はるぽん]

まり 様

返信ありがとうございます。

確かに、性自認は自分のためにするものですよね。とても腑に落ちました。そして、もっとしっくりくる名前があるのかもしれないので、調べてみようと思います。
友人関係に関して、同じような方がいらっしゃって嬉しいです！それも、「自分が」快適ならそれでいいですよね。私は少し他人を意識し過ぎなのかもしれないです。
とてもためになりました。ありがとうございました！

[投稿者]

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