【第２話】アセクシュアルに片思いしている人は報われないから可哀想？

アセクシュアル漫画

関係性の名前よりも、好きな人と笑って過ごす日常の積み重ねを大切に

恋をしてみたいと奮闘するアセクシュアルのクロと、

そんなクロに恋愛感情を抱きつつ幸せを願い続けるレズビアンのシロ。

そんな私たちの関係性を周囲に話すと大方は「シロ（白井）が可哀想だね」と言われる。

どうしてそうなるのだろうと、私だけでなくシロも首を傾げていた。

何故なら私たちは幸せだったからだ。

お互いに好きの種類は違えども、好きな人と一緒にいるというシンプルな本質は一緒。

将来はどうしていこうか、家は持ち家か賃貸か、このまま都心に住むのか地方に行くのかなど

この先の未来を共に考えて、ある時には大喧嘩したり、ある時には涙が出るくらい笑ったり、

ただただ二人でリビングでだらけて終わる日だってある。

自分を好いてくれて、自分も好いている相手と過ごす日々。

違うのは、恋愛感情なのか、友愛感情なのかだけ。

私たちはお互いの幸せを共に願い続けるただの人間に過ぎない。

どうしてこの日々が哀れに思われてしまうのか理解しがたいのである。

でも、きっとそれは恋愛をするのが当たり前だという風習が生み出した偏見なのだと思う。

好きな人と過ごす日々

それは、恋愛関係でなくてもいい。

そんな当たり前のことが、可哀想だと思われてしまわないような世の中になって欲しいです。

ここまで読んでくれてありがとうございました(^^)/